NO.008
2021/08/17
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Local Action Program DAY1「40名がオンラインで集合」

令和3年8月17日(月)、オンラインにて『Local Action Program』DAY1を開催し、3ヶ月間の公式プログラムがスタートしました。

当日は、霧島市や霧島市外にお住まいの学生23名と、パートナー企業の方や運営スタッフを含め、合わせて約40名の方々に参加いただきました。

Local Action Programとは?

「霧島と共に挑戦する」「まちにダイブ」が合言葉。霧島市を舞台に、学生・企業・地域が垣根を超えて、地域課題に向き合いながらソーシャルビジネスを創出する3ヶ月間の実践型プログラム。仲間と共に地域に飛び出し、学びと実践を繰り返しながら、参加者1人1人の「自分らしい働き方」を探求していきます。

初顔合わせがオンライン!?ドキドキとわくわくの一日が始まります

↑最初は、皆さんのお願いをシェア。オンラインだと相手の反応が分かりづらいこともあるので、リアクション大きめにお願いしています。

いよいよチーム発表!3ヶ月間を共に過ごすパートナー企業と仲間たちとの出会いにドキドキです。参加したきっかけをお聞きすると、「霧島に貢献したい」「色んな人と繋がりたい」という方が多くいました。

過去を振り返りながら、自分自身を言語化し、お互いを深く知り合う。

自己紹介のあとは、これから共に活動するメンバーのことを深く知る時間です!チーム内のメンバーとペアになり、インタビューをすることで、「いま大切にしていること」「将来のビジョン」「この3ヶ月間の目標」を言葉にして、整理していきます。

インタビューを終えたあとは、グループ内でリストーリー(語り直し)をしていきます。単なる他己紹介ではなく、インタビューを通して見えてきた相手のことを、自分なりに言語化し、チーム内で共有していく時間です。

リストーリーでの問い

・語り手のことを一言で表したら

・伝わってきた語り手の想い

・聴き手が感じたこと

・聴き手に見えた、語り手の3か月後の姿

世界の潮流を知る

ここでは「気候変動」と「SDGs」をキーワードに、講師である大岩根尚さんにお話をお聞きしました。少しだけ、内容をご紹介します。

今回紹介するのは、地球温暖化の原因の1つであるパーム油についてです。実は、皆さんにとっての身近な存在なお菓子や洗剤などにも使われており、植物油脂、食用植物油脂と表記されております。気づかないうちに、私達は、パーム油に依存した生活をしています。

パーム油は、ヤシの木を絞って油をとります。インドネシアでは大量にヤシの木を植えるために、森林伐採が行われています。森林伐採が起こると、二酸化炭素が吸収されなくなるので、地球温暖化が進んでしまいます。皆さんが日頃から食べているスナック菓子を例に出します。私たちがスナック菓子を食べることで、地球温暖化を招いてしまっているわけです。それだけで、話は終わりません。

これまでの話を聞くと、スナック菓子を食べるのをやめたらいいのか?って思いますよね。でも、ずっと食べるのを我慢することは難しいですよね。

視点を変えて、考えてみましょう。

私達がパーム油の使用されたスナック菓子を食べることで地域に与える影響を考えていきましょう。例えば、私達が海外で作られたスナック菓子を買うと、海外にお金が流れていきます。日本でも油を作っている方々はいますが、海外に仕事をとられ、仕事がなくなります。仕事がなくなると、田舎の若者は、仕事を求め、都会にでていきます。そうすると、継ぎ手がいなくなり、油が作れなくなってしまいます。結果、海外から買うしかないという悪循環に陥ってしまいます。

では、海外の油から作られたスナック菓子を買うのをやめようって思ったときに、どうするべきなのか。なるべく国産のものや地域のものを食べることに意識を向けてほしいです。地元にお金が落ちれば、地元の産業が守られます。また安いスナック菓子を買うことで起こりうる様々な社会問題や環境問題の解決の前進にも繋がります。普段なにか買い物をするとき、この商品は、だれかの助けになっているか地域のためになっているかどうかみたいなことをぜひ、考えてみてほしいです。

LIVE KIRISHIMAの戦略を知る

霧島市の商工振興課の勘場さんより、LIVE KIRISHIMAの戦略についてのお話がありました。霧島市の強みは、都市と自然が共存している住みやすいこと。弱みは、遊休不動産が多くあり、エリアの魅力が低下しているということ。機会としては、流れはローカル志向。脅威になるものとしては、クリエイティブ産業の遅れ。戦略会議を通してでてきた4つの要素から、戦略を作っていきました。強みの部分と今現在の機会を積極的に進めていく戦略(Local Mind)、弱みの部分を機会で克服する改善する戦略(Venture Mind)、強みと脅威をかけあわせて、差別化を図る戦略(Enrich your Mind)、今現在の弱みと脅威をかけあわせて、克服するような新たな価値をつくる戦略(Interactive Mind)、この4つの戦略、Local Mind、Interactive Mind、Venture Mind、Enrich your Mindの4つの頭文字とかけ合わせて、このLIVE KIRISHIMAっていう形で4つの戦略をたてました。その戦略に沿ってやって5つのプログラムをしていこうとしています。そのうちの1つが今回Local Action Programとなっております。

チームのビジョンを描く

最後は、個人とチームのビジョンを描く時間です。それぞれ個人のビジョン描く時間は、3か月後の自分の理想の姿になっているために、約束することや達成したいことを考えたり、一緒に3ヶ月間チームとして活動すしやすくなるように、自分の性格やこだわりを互いに伝え合ったりました。チームのビジョンを描く時間は、チームで大切にすること、約束すること、チーム名、3か月後のチームの状態をチームのメンバー全員で意見を出し合いながら決めていきました。それぞれ、チーム名が決まると一気に、チーム感が強まりさらにみんなの気持ちが高まっていきました。

最後は写真撮影で終了です!

これにて、DAY1は終了です。これからどんな企画をそれぞれのチームが作り出していくのか、とても楽しみです。次回はDAY2、8月30日(月)です。

お問い合わせ

Local Action Program運営事務局
(合同会社hataori内)
Mail:info@hataori.co.jp
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主催:霧島市
企画・運営:合同会社hataori
協力:株式会社KISYABAREE
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※このLocal Action Programは、令和3年度市町村振興宝くじ助成事業により開催するものです(合同会社hataori)

 

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