NO.003

2019/11/15

「なぜ僕らは今、リノベーションを考えるのか」(株)ブルースタジオの大島芳彦氏が登壇!
高度経済成長期の人口が増えている中では「あなたでなくても、ここでなくても、いまでなくても」まち(=経済)が回っていました。しかし日本の人口が減少する中、これからのまちづくりにおいては「あなたでなければ、ここでなければ、いまでなければ」という(圧倒的)当事者が必要です。その当事者とともに、本当に美味しそうな「絵に描いたもち」を描けるか、キャスト、シーン、シナリオを揃える事ができるか、が重要となっています。その絵に描いたもちを実現するためには、
1.まちを俯瞰し、すでにある日常の価値(地域における生活文化の蓄積)に目を向ける
2.その価値に付加価値は不要であり、すでにまちにある潜在価値を見出し、編集する
3.そして人々に伝え、共感を得ること、こそが必要です。
自分たちの住むまちを誇りに持ち、選ばれるまちにするために、「ないものねだりの消費者のまち」から「あるものみっけの当事者のまち」にまちをリノベーションしていきましょう!
■日時
令和元年11月15日(金曜日)
午後6時~午後8時(開場:午後5時30分~)
■場所
旧ミヤタカンパニー跡ビル1階(霧島市国分中央3丁目6-8)
■講師
(株)ブルースタジオ専務取締役大島芳彦(おおしまよしひこ)氏
東京生まれ。2000年より株式会社ブルースタジオにて「Re*innovationリノベーション」を旗印に、遊休資産の再生・価値最大化をテーマとした建築企画・設計、コンサルティング事業を開始。近年では団地再生、中心市街地再生など都市スケールの再生プロジェクトなどにも取り組む。2016年「ホシノタニ団地」グッドデザイン金賞(経産大臣賞)受賞。
■参加者数
84名(懇親会26名)
■参加者の声
- 既存のものをどう見立てるか次第で、新たな価値が生まれることを知れた。(30代男性)
- リノベーションは物件そのものではなく、広い視野でまちをつくることが大事だと感じた。(20代男性)
- 暮らしの価値はコミュニケーションの価値!!まさにその通りだと思いました。(50代女性)
- 自分の発想にない考えだったけれど、すでにあるモノを物語としていることに感動。(30代男性)
- ただリノベーションの話だけでなく町づくり人づくり子育て、福祉についても考えさせられた。(50代女性)
- 人をつなぐ場、ハコモノじゃなくてもいいと思った。きっかけを生む場を創造する必要性を感じた。(30代男性)
- 「まちづくりは住む人がそこの価値を再発見すること」という言葉が目からうろこだった。(50代男性)
- 30年、40年後を見すえて、衰退するのではなく、より活発に持続できるカルチャーをつくることが大事だということに共感した。(30代男性)
- 高価格のマンションに住んでいても暮らしの価値が高くなるわけでなく、人とのかかわりの良さで暮らしの価値が良くなるということに気付かされた。(50代男性)
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